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社長ブログ

日本選手団が残してくれたもの

2012/08/26/Sun

数々の感動と興奮の瞬間を体感させてくれたロンドンオリンピックも終わりました。今回の日本人選手団の活躍は、歴史に残るもので個々の種目において至上初のメダル獲得も相次ぎ、世界中の人へ大和魂の粘り強さを発信した大会だったと感じました。私は、小さな時からスポーツ観戦が大好きで特にオリンピックは毎回のように殆どのテレビ中継を見逃さずに観戦してきました。日本人特有の小さな体が世界を相手に堂々と戦う姿がたまらなく好きで、テレビの前で大声を張り上げて応援をしています。
また大会前にメダル獲得数を予測したり、マラソンのレース展開を分析したりと「オリンピックオタク」に変身してしまいます。今回の大会でも金13個・銀6個・銅16個・合計35個と予測を立てていました。結果は、金7個・銀14個・銅17個でしたので大幅に予測が外れた訳ですが、そもそも当たり外れが問題ではなくそのプロセスを楽しむ事が好きです。しかしながら、競技に立ち向かう姿勢や代表となるまでの過程について観てみると、その中にある、人としての考え方やどん底からの再起、あるいはまた家庭やコーチとの関係等に学ばなければならない教訓や人生観、指導者としての立ち居地などが伝わってくる事が一番好きな部分なのかもしれません。
今回の大会では特筆すべき事がありました。それは、団体戦のメダル獲得が過去に例を見ない内容だったことです。アーチェリー女子団体に始まり、体操男子団体、フェンシング男子団体、水泳男女メドレーリレー、バトミントンペア、卓球女子団体、そしてなでしこサッカーと女子バレー、この中で、至上初のメダル獲得が9種目中6種目もあるのです。日本がオリンピックにおいてメダルを獲得し始めたのは東京オリンピックからで48年前の事ですが、その時は、お家芸と言われた柔道・体操・レスリングと個人競技が殆どで団体では体操男女とバレーボール女子だけでした。その後もこの2競技以外では、メキシコのサッカー・アテネの陸上男子リレー・水泳のメドレーリレー男子、そして前回大会で競技が無くなったソフトボールと野球位しか思い出しません。なのに、どうして、今回だけこんなにも獲得できたのか・・・
それは、昨年の東日本大震災に影響されているものと私は考えます。一瞬のうちに世界中の人々を振るい上がらせたあの災害の恐怖は、二度と忘れる事の出来ない光景です。恐らく誰もがそう思い、自分のことのように心配もした悲しい出来事です。しかし、日本人があの災害から復興に向けて歩き出す状況は、海外から賞賛を頂いています。災害から数日の光景もそうです。水や食糧の配給、きちんと並んで待つその姿、ガソリンスタンドでは、何キロも何時間も何の騒動も無く列を作る車。海外のメディアは一様にこの様子を感嘆の評価で報じました。また、ボランティア活動においても日本中のあらゆる場所から老若男女を問わず集結し活動を開始し始めました。タレントやアーティスト、各界の著名人達もこぞって参加したのです。そして今回このオリンピックに参加したアスリートたちも例外なく殆どの人がボランティア活動に参加しています。きっとこの様子は災害でお亡くなりになった尊い魂にも伝わっています。
今回の日本チームを外国のチームから見た時に、特に団体戦において「団結力の日本」が一番に印象付けられたのだろうと考えます。つまり、「日本はすごいパワーを持っている国」その思いが過去の大会とは違う現象でした。「日本の底力と忍耐力」がもたらしたメダルの獲得。そう言っても過言でないと一人で閉会式を見ながら考えていました。
その国に生まれ育った私達です。先人の魂を受け継ぎ、日本を代表するアスリートたちに学び、私達は私達として精一杯、正々堂々と生き抜いていきましょう。