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社長ブログ

罪を憎んで人を憎まず

2016/12/24/Sat

あと1週間で今年も終わる。この一年を人それぞれに思い返し評価と反省をしなければならない時期である。私も当然だが社長として如何なものかと問いただしている。社長という職業には、「これでよし」と言うことがない。どこまで行っても「こうすればもっと良くなるとかここを細かく精査すべきだ」と常に反省と評価の連続である。年当初の指針から始まり、進むべき方向性の示唆。特に今後の業界の方向性からして飽和状態と同質化の波の中で勝ち抜くすべを考えなければならないことに、何度もぶち当たりながら「決して諦めない心と誰にも負けない努力」を惜しみなくやり通すことだと痛烈に決断している。だからこそ全体会議で話す時に自信に満ちた話に聞こえているはずである。どうか皆さん、いつも言い続けていることだが、「最後は私が責任を取るから、思う存分持てる力を発揮してほしい」皆さんの一人一人の力があと2割発揮できれば、来る次年度の業績も期待できるものになると確信している。

さて、私は仕事柄たくさんの人と出会い、様々な講演会等で自分磨きのチャンスをいただいている。私が作った通信館の経営理念や行動指針、また7つの誓いやクレドに至ってもそのような出会いや経験から作り上げたものであることは、今までにも話して来たことだが、人としての考え方の中でまだ紹介していない考え方を今回は話してみたいと思う。
通信館を経営して足掛け30年になるが、現在勤めている皆さんの数よりいろんな理由で退社していった人の数ははるかに多い。社会保険の番号で見ると、当然のことだが私が1番である。そして昨年派遣なら正社員になった今若兼之が154番である。つまり、少なくとも154人の正社員がいた訳で、これにファミマのパートさん達やコールセンターのオペレーターさん達を加えると、おそらく220人ほどの人達が通信館に籍を置いたことになる。現在正社員とパート社員の合計が68名なので、実に150人を超える人たちが通信館を辞めていったことになる。この数字が多いか少ないかは別の論議として、結構な人たちが出は入りしていることは歪めない事実である。
本題に戻そう。福沢諭吉の言葉に「罪を憎んで人を憎まず」という言葉がある。これはご存知と思うが、まさに読んで字のごとく、どんなに悪人でもその罪・その行動・その考え方は憎むべきことだが、人そのものは憎んではならないと言うことだ。先程説明した何かの理由で退社を余儀なくされた元社員の方々も、未だに通信館に遊びに来れない人も中に入る。罪とは言わないまでも不正や義理を欠いた行動等で辞めて行けば当然足が遠のいてしまう。
しかしだ。行動や言動には問題があったとしても、その人そのものは決して憎んだり恨んだり嫌いになったりしてはいけないということである。私は、このような時に必ず思う、思い方をしている。「育てられなかった私の責任だ。もっとやるべきことがあったのではないか」と。そう考えるとその人そのものを非難したり嫌いになったりしないということをある時から出来るようになった。人とは、本当に弱い動物である。そのことを本当に知っているから強く生きようとする。生まれつき強い人など存在しない。人間だからこそ弱さを強さに変えて行けるのである。「行動言動は嫌いでも人は愛す」これがもう一つの考え方である。

20151224