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社長ブログ

八代の港こそ最大のチャンス

2017/11/26/Sun

本当に早いもので今年も後1カ月少々、2018年がすぐそこにやってきている。毎年のことだから取り立てて説明することもないが、この時期、11月末の総合指針の締め月と12月末の決算とで毎日が分刻みで過ぎていく。年の瀬も相まって「なんでこんな忙しい時に決算を持ってきたのか」と自問自答してしまう。30周年の記念誌「社長からの手紙」をパラパラと開いてみても、この月は大体同じフレーズで始まり、最後は「残り僅か、一丸となり頑張ろう」みたいな言葉で締めくくっている。冊子にまとめると、誰もがこのような見方が出来る訳で筆者の私はどうも閥が悪い。別に1年前の文章を参考にしている訳ではないのでそこのところはご理解願いたい。
さて、本日の熊日朝刊に掲載されていたが、昨日八代外港にて「八代港国際クルーズ拠点整備事業、強化岸壁着工式」が執り行われた。言葉だけ読めば単に岸壁強化工事が始まったと言うことで取り分けたいした事ではなさそうであるが、実はこの工事の着工は、八代にとって歴史的に凄い事なのである、八代港は、元来輸出入を中心とした商業港として発展してきた。特に、日本製紙を中止とした5大工場の原料、木材・肥料・パルプ等の輸入船が頻繁に往来し中国やロシアのタンカーで賑わって来た。今年の9月には、フルガントリークレーンが設置され、東南アジアを中心にコンテナ船の来航も大いに見込まれている。
そんな中、今回の岸壁強化工事は、外港の一番左端が強化される。この岸壁が、2年後クルーズ船専用岸壁として運営される予定だ。つまり、今までは、商業港だったために貨物船が入港しない日を利用してクルーズ船が来航していた。それでも65隻のクルーズ船が着岸したため、日によっては貨物船やタンカーは、いったん沖に停泊し、クルーズ船が、港を占領することもあった。今のままでは、今年の65隻が限度であり、クルーズ拠点港として発展することは困難である。そこで今回の工事が始まった。これは、クルーズ船の専用岸壁を完成させ年間200隻を超えるクルーズ船の受入れを可能にするための第一歩なのである。国交省・熊本県そしてロイヤルカリビアン社の合意で進んでいる計画は、ロイヤルカリビアン社が10億円を拠出して建設されるターミナルや桟橋が完成する2020年3月には、年間10万人を超える外国からの観光客が望める港として変貌する予定である。その第一歩が昨日朝10時より開催された式典であった。蒲島熊本知事をはじめ、地元選出の国会議員や県会議員。港運関係者、地元経済界など150人ほどが集まり盛大に挙行された。私も参列したが、このセレモニーに立ち会うことが出来たことをきっといつか感慨深げに思い出すだろうと考えていた。
私たちの故郷やつしろが、今後発展することがあるとするならば、港を通してしか発展の道はないと思う。いや、そう考えてはいけない。八代には、まだ発展するチャンスが残っているのだ。この素材を大いに生かし港八代をアピールし全世界から訪れたくなるような街づくりを誰もが真剣に考え一つになって邁進すれば必ず実現可能なことと心から思う。私たちは、このクルーズ拠点構想を商工会議所活動の中心に据え、クルーズで来訪される方々の満足度を十分に満たす計画を最大の使命と受け止め実行していく覚悟である。