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社長ブログ

ホスピタリティ賞年間MVP

2015/08/14/Fri

8月7日金曜日7月に続き全体会議を行った。毎度のことだが、各店舗を閉めてからのことなのでスタートがどうしても21時になってしまう。今回は年に1度の「ホスピタリティ賞、年間MVPの決定」がメインで開催した。このホスピタリティ賞は4年前から開始したイベントで毎月の業務の中からホスピタリティな出来事を各店舗より持ち寄り、その中で「月間MVP」を決定する。それが1年間経過すると12のMVPが決定している訳でその12個の中から年間MVPを決定する仕組みである。月間の場合は、副賞1万円の商品券であるが、年間MVPになると10万円の旅行券となる。旅行券と言っても過去3名が受賞しているが、受賞した本人の都合に合わせて内容を変える。最初に受賞した女性は、3人の子供を抱えており沖縄の家族旅行となった。第2回目も家族持ちの店長が受賞したので、東京ディズニーランドの家族旅行をしてもらった。第3回目も同じ店長が2年連続で受賞したので別府へ家族旅行となった。
さて今回。審査は、役職者全員で行う。およそ9割の人間が一つの出来事に手を挙げた。私もその一人であった。阿蘇一の宮店の伊藤由紀さんに決定した。彼女は2014年3月入社でまだ1年半も経っていない。2人の子供を抱える立派なお母さんである。30歳を過ぎて彼女が面接を受けに来たのをつい先日のように鮮明に思い出す。「女一人で子育てを行い、立派に育て上げるのは、男の私には想像も出来ないほどの辛さがあるに違いない」面接の時、率直に彼女へ告げた。その時の彼女の悲壮感漂う目が私は忘れられないのである。
今回の応募作品を読んで頂ければよく分かるが、全国に携帯電話のショップに務めるスタッフが10万人を超える数がいるが、今回の伊藤由紀さんの判断基準を持ち合わせているスタッフは、はたして何人いるだろうか・・・・そんなことを考えさせてしまう本当に素晴らしいノミネート作品であった。

では、その作品をご覧いただきたい ⇒ http://tsusinkan.co.jp/committee/?comKey=5

如何だっただろうか…

実はこのドラマにはまだ続きがある。6月末に今回のお客様はこの携帯電話の解約手続きに弊社、auショップ阿蘇一宮にご来店なさっている。そして明るい笑顔で解約をされて帰られたそうだ。
「虚偽の報告」・・・伊藤由紀が行った行動は、厳密に言うとこれにあたるだろう。しかし、通信館の全スタッフは、この行動に称賛の拍手を心から送っていた。私はこの光景に震えすら覚えた。
この出来事を「社長ブログ」として掲載することももちろん論議の対象となるであろう。
しかし、規制やルール、常識や慣例などよりもはるかに大切な「人として正しい判断」で業務を遂行してくれているスタッフに心から感謝をし、どんなことがあっても私自身が体を張ってこの子たちを責任を持って守る覚悟である。
稲盛塾長が「動機善なりや、私心なかりしか」と半年間、自問自答を繰り返して設立されたDDIそれを継承するKDDI(株)の専売一次代理店として弊社の経営理念を礎として今後の経営に邁進していく所存である。
それにしても、入社15か月の女性スタッフがこのような判断でお客様と心から接してくれていることを社長として改めて感動と共に感謝の気持ちで心がいっぱいになっている。

20150814

大善は非常に似たり、小善は大悪に似たり

2015/08/01/Sat

「大善は非情に似たり、小善は大悪に似たり」  2015年7月
昨日、通信館の全体が意義を実施した。全体会議だけは私の主催のもと開催している。諸事業や連絡事項の報告等を済ませ、毎回のことだが、社長の時間を設けている。大体1時間、先日もちょうど1時間目いっぱい吠えた。最近、この時間に話すことは、実務や今後の携帯環境について話すことが多くなっている。携帯電話業界のスピードたるや他の業界とは、比べ物にならないほどの速さで環境が変わる。特に、今年は1985年にNTT法が改正されて以来30年ぶりに法律の見直しが行われた。半年ほど前から、全体会議の演題は、その変化に対応するための話しにほとんどの時間を費やしていた。6月より新法制度が実施され、一段落したので今回から以前話していた本来の形に戻してみた。つまり、私自身が30年の経営の中で通信館の経営理念を築き上げた過程とその時々の思いを紐解きながら、持てる力をすべて投げ出して話し始めるのである。
今回は、「大善は非情に似たり、小善は大悪に似たり」について話してみた。この言葉は、京セラ㈱創業者で現名誉会長の稲盛和夫会長が講話で頻繁にお使いになる言葉である。私が初めて耳にしたのは、20年ほど前になるだろうか。こちらも、稲盛塾長が創設された盛和塾に入会したてのころのDVDでの学習会であった。なぜ覚えているかというと、この言葉がその時の私の胸に突き刺さるほどの強烈な衝撃を与えたからである。大きな善、つまり国を動かすほどの大きな出来事を決定する時の考え方を意味する。その善(良き考え方)は、非常でなければならない。現在のKDDI(株)の社是になっている「動機善なりや、私心なかりしか」の善も、実はこの善である。私たちの身の回りの出来事に置き換えてみると、大善とは、会社の方向性の右・左を決定する時の判断であったり、親が子供の進路の相談を受けた時の判断基準がそれにあたると考える。つまり、経営者が、弱気で考えてしまい行動を起こさない時や子供の進路に「あなたの人生だからあなたの好きにしたらいい」などの無責任きわまる言葉が小善にあたる。私はこの言葉を聞いた時、「今までの自分の考え方は、小善であった」ということに気付いたのである。人としての判断基準は「正か悪か」だということ。損得や勝ち負け・有利不利といった「自分にとって」の言葉が前に付いてしまうことで判断してはならないということを心の底から学ばせて頂いた瞬間である。
話は変わるが、戦国武将の中でよく引用される3名将。織田信長・豊臣秀吉・徳川家康。この3名将の中で誰が一番好きかと聞かれると、私は即座に織田信長と答える。答えは簡単である。織田信長が3人の中で一番非情であり凶器であったから。しかし、彼ほど天下泰平の世の中を目指した武将はいない。つまり歴史を塗り替えるほどの思いや理念は、非情でなければ実現することは不可能なのだ。信長は、実弟の信勝に切腹を命じたり、高野山を焼き払い、僧侶を皆殺しにするなど非情な行いが目立つ。しかし、私は、信長の思いが理解できる。天下泰平の世を作ることに邪魔する奴らは、全て切り捨てる。これが信長の信長たる由縁であると私は考える。
全体会議では、全メンバーが理解できたかどうかは定かではないが、今後も機会があるなら何度でも話して行きたいと考えている。愛して止まないスタッフだから・・・

20150801

クアンタム・オブ・ザ・シー

2015/07/27/Mon

長くて蒸し暑い梅雨の長雨が終わった。じめじめと鬱陶しい毎日で心も体も今一つ元気になれない日が続いた。この八代地方に10年近く台風の被害がない。その分と言っては語弊があるが、雨は本当によく降る。これだけまとめて降っても球磨川の氾濫は問題なさそうである。その昔、川辺川ダムの推進派と反対派で市を二分して争った経緯があるが、一瞬の民主党政権下で「ダム建設撤回」が決議され、蒲島知事が最終決断をされてから熊本県もやっと落ち着いた。今となっては、五木村のダム建設予定地の修復だけが課題であるが、大雨の被害でのダム議論は、もはや過去の話になっているようである。

さて、新聞やテレビの報道で皆さんもご承知だと思うが、7/23にロイヤルカルビアン社のクアンタム・オブ・ザ・シーという超大型クルーズ船が八代港に寄港した。この船は、168,000トン、世界で2番目に大きいクルーズ船である。全長384メートル・横幅60メートル・乗客4,000人・乗務員2,000人という17階建ての超大型船である。熊本県庁の建物の約3倍の広さを誇るこの船が、八代海を鹿児島の方から北上し7/23の7時に着岸した。

実は今日に至るまで商工会議所が4年がかりで準備を進めてきた経緯がある。元来八代港は商業施設港であるため観光船のための施設は何一つない。熊本港のようなターミナルもなければ、売店や免税店もない。そのような港でも、何とかして大型のクルーズ船を寄港させたいと松本会頭のリーダーシップのもと誘致運動を繰り広げてきた。昨年、イタリアのコスタ社が10月の花火大会に合わせて2,000人の乗客を乗せて寄港した。あの船が76,000トンであった。しかし今回の船はその時の2倍の大きさと2倍の乗客・乗務員である。7/23のことなので正確な人数は把握できていないが、日帰りツアーで一番人気は熊本城とゆめタウンはませんのセットで50台の大型バスが一斉に入場したそうで約2,000人の観光客でごった返しになったようだ。勿論全員が買い物目的なのでその売り上げは「爆発的でした」と八代店の原屋店長から弾んだ声で報告があった。

このように熊本県全体にもたらした経済効果は、本当に計り知れないものであったと推測している。今年は、今回のクアンタムで3隻目だが12隻のクルーズ船が八代港に寄港する。来年は「36隻やりたい」とカルビアンのアジア総責任者の劉支社長は豪快に語っていた。八代の受け入れ体制が急がれるわけだが、ハード面だけではなくホスピタリティを大いに発揮したソフト面も充実していきたいものである。私達商工会議所の執行部では、今の岸壁を2バース着岸可能な状態まで今年中に持っていきたいと考えている。将来的には。ニュー加々島の岸壁を改良し、ターミナルや免税店そしてアジアンフードが楽しめるモール等を建設し、年間100隻着岸できる観光港に仕上げるという夢の実現に向けて走り続けたいと考えている。

私達の愛する街八代。この街で生まれ、この街で育ち、この街で暮らし通す。街全体が快適で過ごしやすい環境を維持していくためにも夢に向かって前進続ける男でありたいと心から感じている。仕事が志事であることを常に念頭に置き頑張る所存である。

20150727

本日より6月

2015/06/01/Mon

本日より6月、今年も早いもので5ヶ月が過ぎた。弊社の業務も第1クオーターが終わりホット一息である。毎月のことであるが数字との戦いをスタッフ達に課していることに苦痛の念を感じてしまう。仕事とは言え20歳そこそこの若者に数字数字の毎日を送ることは、大変な仕事だと思う。みんな良くぞ頑張ってくれていると感謝している。こんな状況でも明るく楽しく笑顔満開でいてくれるスタッフを誇らしくも思う。「この子たちが喜ぶことをしてあげたい」そう考えるのは、私の自然の気持ちなのだが、つい行き過ぎてしまうのも屡である。
下の写真は、5月11日に実施した、全体会議の時の決意表明の模様。各店舗の発表は見答えがあった。今年の新年会で初めて実施し非常に盛り上がったので今回もやってみた。新年会よりさらにグレードアップ。全体のテンションは最高潮にグレードアップ。この後の懇親会は、ほんとに楽しいひと時となった。食事もセレクトロイヤルホテルのビュッフェバイキングに加え、食房小川のステーキ。イタリアレストラン、ルミ二のパスタ。スタッフ達の笑顔が心から嬉しく思える一夜となった。

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志を高く

2015/05/25/Mon

いよいよショップ総合指標の締めが近づいて来た。4月・5月と台数がイマイチ伸び悩んだため各店とも相当厳しい状況の中最後の頑張りを戦々恐々実施されていることと考える。毎回のことだが締め月は、なんとも異様な空気がショップに流れる。みんなの笑顔もどことなくいつもと違いぎこちない。店長は、少し私を避けているように見える。「みんな必死なんだ」と改めて感じる。だからと言って未達成は許されない。何が何でも自分たちで決めた目標の達成はやってもらわなければならない。あと1週間。ここからが手腕と覚悟の違いが見えてくる。6月1日から新体制でスタートを切る訳で有終の美を飾れるかどうかだから、持てる能力と気力を120%使って全ショップ悲願の達成を心から願っている。

さて、今回のお手紙では、「志を高く、魂を磨く」の社是に関わる話をしてみたいと考える。私が通信館の社是をこのように決断したのは、今から6年前のことで当初から存在していた訳ではない。作ろうと決めたのは、実に単純な動機であった。通信館のホームページを新しくするにあたって「社是・経営理念・行動指針」を新しく考えて掲載するために考えた。
勿論、考え方は、以前から私が何度も皆さんに話して来たことばかりで根底から作り始めたわけではない。「社是・経営理念・行動指針」をパソコンに向かい作り始めて大体の基本形が出来るまで約2時間半、私としては、自分の考えを書き出したまでですらすらと出てきたのを覚えている。それから、何名かの幹部と内容のチェックを行い、あくる日には出来上がっていた。
そんな中で「社是」を「志高く 魂を磨く」としたか、少し話してみたい。今では、殆ど使わなくなっている「本物のサービスを提供するための10か条」というものが我社には随分前からあった。おそらく20年ほど前に作ったものである。その第1条に、「素直で向上心が備わっていること」とある。本物のサービスを提供するために、まずは、素直と向上心が出てくる。私は、13年間病床で寝たきりでいる母から「素直になれ」と強く言われ続けてきた。ある時母は、知人と話しをしていた。まだ小学生の4,5年生だった私は横から聞き耳を立てていた。すると、母は「素直なところだけがとりえで・・・」と嬉しそうに話していた。誰のことだろうとさらに聞き耳をダンボのように立てていると私のことであった。その時、非常に嬉しかったのを覚えている。母から何度も言われていた「素直であれ」の言葉。自分ではそれが出来ているのかどうなのか解らないでいた。ところが母が自慢げに話している。「そうか、素直なことは自慢できる事なんだ」と考え、素直な心でいることが習慣づいて来たのだと思う。向上心についても同じような出来事があった。私がまだ会社員のころ、つまり、ブリヂストン八代の店長時代の出来事である。熊本の社員教育会社が主催する研修に参加した。矢部(現在の美里町)の国民宿舎で1泊2日の研修だったと思う。研修が終わり数日後、担当講師が福島社長のところに研修のお礼と私の所感を報告に来られた。その時、「竹永さんの向上心の高さは素晴らしい」と評価を受けた。自分では気づいていなかったことで、またこれも他人から褒められることで気づき自分自身の個性として根付いて行ったのである。

このように、「志を高く」の社是の言葉は、私自身の経験から作られた言葉であることを皆さんにも理解頂きたいと考える。さて、今のあなたはいかがですか・・・

20150525