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社長ブログ

グローイング・アカデミー参加     2015年10月

2015/10/11/Sun

8月より弊社では、人材育成を目的に福岡で開催される「グローイング・アカデミー」という研修システムを採用し研修希望のスタッフを募り参加させている。
この研修は、弊社の現状と今後の課題を網羅してくれる本当に弊社にマッチした研修システムである。この研修に出会ったのは、確か「社長からの手紙」で6月に紹介している。ホスピタリティ&グローイングジャパンという会社である。7月に契約を交わし、8月15日以降の新しいシフトからスタッフが参加し始めた。私は、研修に参加する社員たちがどうしたら喜んで参加するかに焦点を集めて参加方法を検討した。グローイングアカデミー、略してGAと呼ぶことにするが、このGAは20名までのエントリー制でエントリーしていれば3か月間何回でも受けられる。エントリーメンバーも退社が出たりしてもすぐに変更可能なので非常に使い勝手が良いシステムである。ただし、月に20名のメンバーが各1回参加しても福岡の天神に福岡校があるため丸1日使うことになる。
そこで私は、8月の全体会議でこのように提案した。「この研修システムを全面的に通信館は導入します。ただし参加は希望者の20名まで、参加希望者が多数の場合は、勤務年数が長い人優先とします。そして研修には、休日を使っていただきます。参加するには事前にエントリーが必要なので自分が受けたい授業の日をトレーナーにお願いしてシフト調整をする必要が生じます。参加いただいたスタッフには、研修支援金として1万円支給します。」さて、このシステムでみんなが納得してくれるだろうか実は不安であった。自分の大切な休日を使って研修を受けることに対する抵抗感。1万円もらっても新幹線代で消えてしまう。残りの地下鉄代や昼食代は自腹である。そして数日が経ちトレーナーが報告に来た。応募者が超えています、誰を消去しましょうか。嬉しい悲鳴であった。最初に話したように応募の早い人から決定して行き、時短組だけは例外で1クール各一人にしたが、後は大体出揃った感であった。
8月17日より研修参加。延べ人数だが今日現在で57名の参加実績である。各人が自分の判断で申し込み、スケジュールを調整し、研修を受け、立派な報告書を提出し、各店舗の朝礼等で報告をしてくれている。現状でできる会社の研修費と福利費の使い方では、このやり方がいっぱいであったというのが本音であるが、それにも増して「喜んで参加してくれている」様子が伝わってくることが何よりであり、一番喜んでいるのはきっと私であろうと微笑んでしまった。
今後は、この研修を人事考課にまでランクアップさせていきたいと考えている。このシステムの導入により、いくつもの効果が生まれている。勿論自己啓発につながることは言うまでもないが、自分で判断し決定することが少なくなってきているこの社会である、よき判断の機会を与えたと考えている。そして社会性である。福岡へ一人で行くことは、1年に1・2度ではなかったろうか。毎月のように福岡まで行き、研修が終わって福岡の街を散策したり、美味しいものを食べたりとみんな楽しんでくれている。このような時間と体験が一回り大きな人間となって行くと確信している。本当にGAのもたらす効果は絶大である。

20151011

フィロソフィを血肉化する

2015/09/30/Wed

季節はすっかり秋の装いである。先日16年ぶりに九州に上陸した台風を境に朝晩は急激に寒くなったし、庭先の音色も蝉からコウロギへと交代しているようだ。こういう時こそ健康管理を怠らず、風邪をひかないようにしなければならない。季節の変わり目の体調管理は、油断が一番の原因のようだ。ここで書いたからには私自身が一番用心しなければと気持ちを引き締めたところである。
9月11日は、我社の設立記念日であった。28年目なので取り立てて何も行わず通常通りの一日を送った。30周年まであと2年、一人で始めたポケットベルの営業が今では懐かしい思い出である。あのころに今の携帯電話の状況を想像した人は誰もいまい。今、神山マネージャーが参加している青年会議所に入会したのもこの頃である。タイヤ屋の店長をしていた男が、全然畑違いの営業を始めたのだから大変だったことは、当然のことだが理解して頂けると思うが、ワクワクして楽しかったことしか思い出せないのは、私がノー天気だったからであろうか。先の見えない新事業をただ黙々とやっていた。そういえば、あのころ住んでいたアパートは、今はセブンイレブンの横手店になっている。5人家族の暮らしは3DKのアパートでお金はなかったけど楽しかった。本当に良き思い出である。
さて、今回は先日開催された第23回盛和塾世界大会の話をしてみたい。昨年もこの時期に盛和塾について書かせて頂いた。そして、先月も稲盛塾長が熊本例会に参加されたことを書いている。改めて盛和塾のことを説明することもなさそうだが、今回の参加者4573名が一堂に集い一様に感銘を受けた大会であった。それは大会の最後に計画してある、盛和塾長からの講和である。今回は「フィロソフィを血肉化する」と題してお話をされた。
フィロソフィ、これは当然京セラフィロソフィのことである。経営12ヶ条を始めアメーバー経営・人生の成功方程式・謙虚にして驕らず・心を高める、経営を伸ばす・利他の心等数えれば切りがないほど京セラフィロソフィには魂が込められている。フィロソフィは英語だが直訳すると哲学・理念という意味になる。通信館でいう、社是・経営理念・行動指針・7つの誓い・通信館クレド・通信館カルタにあたる。したがって「通信館フィロソフィ」と名づけてもいいとも考えている。その次にある「血肉化」という言葉。おそらく通常ではだれも使わない造語ではないかと思う。稲盛塾長は随分前から使用されているが、今回改めてこの言葉が持っている力と強さを感じた。血肉化、つまり読んで字のごとくだが血液や筋肉にしてしまうこと。血液が体の中全体に行き渡り強靭な筋肉により躍動感あふれる人間になること。ただ、それがフィロソフィなのである。経営理念や行動指針が血液や筋肉になり体中駆け巡っている状態。京セラ経営12ヶ条の3条に「強烈な願望を心に抱く、潜在意識に透徹するほどの強く持続した願望を持つ」とある。しかし「血肉化」はそれぞれも遙かに超えるもので人間が意識しないとことで猛然と働く血液や筋肉になるということである。
本年度のスローガンを「経営理念に照らして行動を起こす」とした。来年は、通信館フィロソフィを血肉化する。こう行きたいものだがいかが・・・自分自身の心と向き合い、もう一度「経営理念を血肉化する」と大きな声で叫んで頂きたいと切に願うところである。

多忙な時ほど気づきがあり学びがある

2015/08/27/Thu

8月9日からお盆を挟んで20日まで非常にタイトなスケジュールをこなした。9日から2泊3日、台湾の基隆市へ友好港締結式典に参加してきた。八代港にクルーズ船が入港し始めてまだ3年弱だが、今年は以前紹介した「カンタムオブザシー」を始め12隻のクルーズ船が入港する。基隆市は台湾では、中堅クラスの人口規模だが、台北から40分程度の隣町で、南の高雄と並ぶ台湾北部で一番大きな港町である。船が停泊するところをバースというが、このバースが何と54バースもある。大きいものは、タンカーやクルーズ船、小さいものは、遊覧船や漁船等が停泊しているが、八代港の10倍ほどの港に我々は度肝を抜かれた。たった2年でこんなに立派な港と友好関係を作れたのには、八代の経済界と熊本県・八代市が一体となって運動展開したことが大きいが、今回は、八代南ロータリークラブが基隆西南ロータリークラブと25年も前から続いている姉妹クラブ関係の力が大きい。このようにとんとん拍子に事が進むと、どこかに落とし穴でもあるのではと疑いたくもなる。しかし、この事も以前に紹介したが「宇宙の節理」「因果の法則」が働いていると強く感じることがある。現在私は、八代商工会議所の副会頭職を仰せつかっているが、会頭の松木喜一会頭が就任されてから次から次へと思いもよらぬ良き道筋や願ってもないような人や出来事が訪れてくる。残念ながら、今の時点でここにご紹介することは出来ないが、少なくとも4・5個の可能性高い案件が水面下で交渉や論議の場が設けられ歩き出そうとしている。私はガンガンと走り続けられる松木会頭の背中にしがみつきながら、「よきことを思い」「よきことを実行し」「よきことを達成する」を一人でも多くの人達と共にスクラムを組んで進んでいきたいと心から感じている。そして松木会頭こそが、八代の経済界の中で尊敬できる師匠であり、この人との出会いで私の人生が変わったと言っても決して過言ではない。
台湾から11日に帰国した。福岡空港からバスで八代宮前に着いたのは、23:55だった。翌朝8:00の飛行機で大阪入り。自宅に居たのはほんの6時間弱である。来年実施するau八重洲会10周年記念パーティの打ち合わせと実行委員会。2016年5月18日を皮切りに7月13日まで実に7回のパーティを実施することに決まった。我社は3班に分けて3泊4日の慰安旅行を計画するので楽しみにしていただきたい。
お盆明けの17日~18日が東京で八重洲会の執行部会議。18日の15時より八代で結婚式が入っていたため、11時の便で東京を離れた。
そして、20日。盛和塾の「塾長例会in熊本」ということで京セラの名誉会長であり、私が属している盛和塾の塾長であられる、稲盛和夫塾長が熊本に来られた。今年で83歳になられる塾長は、以前のような迫力は感じないにしても今でも充分にオーラを感じる後姿であった。通信館にとってなくてはならない人であることも不変的に続くと信じている。
この10日間、目まぐるしく変化する毎日であったが、どれをとっても私にとって大切な出来事であり、新しい気付きを与えたくれることばかりであった。まだまだ、たくさんの人との出会いがあり、学びの場があると痛切に感じている。私の人生のゴールはどこなのかはわからないが、息絶えるまで魂を磨き通したいと改めて誓った。

20150827

ホスピタリティ賞年間MVP

2015/08/14/Fri

8月7日金曜日7月に続き全体会議を行った。毎度のことだが、各店舗を閉めてからのことなのでスタートがどうしても21時になってしまう。今回は年に1度の「ホスピタリティ賞、年間MVPの決定」がメインで開催した。このホスピタリティ賞は4年前から開始したイベントで毎月の業務の中からホスピタリティな出来事を各店舗より持ち寄り、その中で「月間MVP」を決定する。それが1年間経過すると12のMVPが決定している訳でその12個の中から年間MVPを決定する仕組みである。月間の場合は、副賞1万円の商品券であるが、年間MVPになると10万円の旅行券となる。旅行券と言っても過去3名が受賞しているが、受賞した本人の都合に合わせて内容を変える。最初に受賞した女性は、3人の子供を抱えており沖縄の家族旅行となった。第2回目も家族持ちの店長が受賞したので、東京ディズニーランドの家族旅行をしてもらった。第3回目も同じ店長が2年連続で受賞したので別府へ家族旅行となった。
さて今回。審査は、役職者全員で行う。およそ9割の人間が一つの出来事に手を挙げた。私もその一人であった。阿蘇一の宮店の伊藤由紀さんに決定した。彼女は2014年3月入社でまだ1年半も経っていない。2人の子供を抱える立派なお母さんである。30歳を過ぎて彼女が面接を受けに来たのをつい先日のように鮮明に思い出す。「女一人で子育てを行い、立派に育て上げるのは、男の私には想像も出来ないほどの辛さがあるに違いない」面接の時、率直に彼女へ告げた。その時の彼女の悲壮感漂う目が私は忘れられないのである。
今回の応募作品を読んで頂ければよく分かるが、全国に携帯電話のショップに務めるスタッフが10万人を超える数がいるが、今回の伊藤由紀さんの判断基準を持ち合わせているスタッフは、はたして何人いるだろうか・・・・そんなことを考えさせてしまう本当に素晴らしいノミネート作品であった。

では、その作品をご覧いただきたい ⇒ http://tsusinkan.co.jp/committee/?comKey=5

如何だっただろうか…

実はこのドラマにはまだ続きがある。6月末に今回のお客様はこの携帯電話の解約手続きに弊社、auショップ阿蘇一宮にご来店なさっている。そして明るい笑顔で解約をされて帰られたそうだ。
「虚偽の報告」・・・伊藤由紀が行った行動は、厳密に言うとこれにあたるだろう。しかし、通信館の全スタッフは、この行動に称賛の拍手を心から送っていた。私はこの光景に震えすら覚えた。
この出来事を「社長ブログ」として掲載することももちろん論議の対象となるであろう。
しかし、規制やルール、常識や慣例などよりもはるかに大切な「人として正しい判断」で業務を遂行してくれているスタッフに心から感謝をし、どんなことがあっても私自身が体を張ってこの子たちを責任を持って守る覚悟である。
稲盛塾長が「動機善なりや、私心なかりしか」と半年間、自問自答を繰り返して設立されたDDIそれを継承するKDDI(株)の専売一次代理店として弊社の経営理念を礎として今後の経営に邁進していく所存である。
それにしても、入社15か月の女性スタッフがこのような判断でお客様と心から接してくれていることを社長として改めて感動と共に感謝の気持ちで心がいっぱいになっている。

20150814

大善は非常に似たり、小善は大悪に似たり

2015/08/01/Sat

「大善は非情に似たり、小善は大悪に似たり」  2015年7月
昨日、通信館の全体が意義を実施した。全体会議だけは私の主催のもと開催している。諸事業や連絡事項の報告等を済ませ、毎回のことだが、社長の時間を設けている。大体1時間、先日もちょうど1時間目いっぱい吠えた。最近、この時間に話すことは、実務や今後の携帯環境について話すことが多くなっている。携帯電話業界のスピードたるや他の業界とは、比べ物にならないほどの速さで環境が変わる。特に、今年は1985年にNTT法が改正されて以来30年ぶりに法律の見直しが行われた。半年ほど前から、全体会議の演題は、その変化に対応するための話しにほとんどの時間を費やしていた。6月より新法制度が実施され、一段落したので今回から以前話していた本来の形に戻してみた。つまり、私自身が30年の経営の中で通信館の経営理念を築き上げた過程とその時々の思いを紐解きながら、持てる力をすべて投げ出して話し始めるのである。
今回は、「大善は非情に似たり、小善は大悪に似たり」について話してみた。この言葉は、京セラ㈱創業者で現名誉会長の稲盛和夫会長が講話で頻繁にお使いになる言葉である。私が初めて耳にしたのは、20年ほど前になるだろうか。こちらも、稲盛塾長が創設された盛和塾に入会したてのころのDVDでの学習会であった。なぜ覚えているかというと、この言葉がその時の私の胸に突き刺さるほどの強烈な衝撃を与えたからである。大きな善、つまり国を動かすほどの大きな出来事を決定する時の考え方を意味する。その善(良き考え方)は、非常でなければならない。現在のKDDI(株)の社是になっている「動機善なりや、私心なかりしか」の善も、実はこの善である。私たちの身の回りの出来事に置き換えてみると、大善とは、会社の方向性の右・左を決定する時の判断であったり、親が子供の進路の相談を受けた時の判断基準がそれにあたると考える。つまり、経営者が、弱気で考えてしまい行動を起こさない時や子供の進路に「あなたの人生だからあなたの好きにしたらいい」などの無責任きわまる言葉が小善にあたる。私はこの言葉を聞いた時、「今までの自分の考え方は、小善であった」ということに気付いたのである。人としての判断基準は「正か悪か」だということ。損得や勝ち負け・有利不利といった「自分にとって」の言葉が前に付いてしまうことで判断してはならないということを心の底から学ばせて頂いた瞬間である。
話は変わるが、戦国武将の中でよく引用される3名将。織田信長・豊臣秀吉・徳川家康。この3名将の中で誰が一番好きかと聞かれると、私は即座に織田信長と答える。答えは簡単である。織田信長が3人の中で一番非情であり凶器であったから。しかし、彼ほど天下泰平の世の中を目指した武将はいない。つまり歴史を塗り替えるほどの思いや理念は、非情でなければ実現することは不可能なのだ。信長は、実弟の信勝に切腹を命じたり、高野山を焼き払い、僧侶を皆殺しにするなど非情な行いが目立つ。しかし、私は、信長の思いが理解できる。天下泰平の世を作ることに邪魔する奴らは、全て切り捨てる。これが信長の信長たる由縁であると私は考える。
全体会議では、全メンバーが理解できたかどうかは定かではないが、今後も機会があるなら何度でも話して行きたいと考えている。愛して止まないスタッフだから・・・

20150801